最近、ニュースや新聞で政治の話題になると必ずと言っていいほど「身を切る改革」という言葉と一緒に、定数を減らす話が出てきますよね。でも、議員定数削減とは何かをわかりやすく説明しようとすると、意外と複雑で難しいなと感じることも多いはずです。
なぜ衆議院や参議院の席をわざわざ減らさなければならないのか、その具体的な理由やメリットが気になるところですよね。
一方で、安易に減らすことへの反対意見やデメリット、および日本全国で起きている「なり手不足」の問題など、多角的な視点で見ると、単なる節約だけの話ではないことが分かってきます。
この記事では、私たちの将来に直結するこのテーマを、私と一緒に整理していきましょう。
- Point議員定数の仕組みと戦後から現在までの歴史的な変遷
- Point定数を削減することで期待できるメリットと財政への影響
- Point多様な意見が消えてしまうリスクなど専門家が指摘するデメリット
- Point日本と諸外国を比較して見えてくる「日本の議員数は多いのか」という疑問の答え
- 政治ニュースの用語や背景を基礎から学びたい方
- 「議員は多すぎる」という議論の多角的な視点を知りたい方
- 地方議会のなり手不足や地域格差に危機感を持つ方
議員定数削減とは?わかりやすく解説【基礎知識】
政治のニュースを見ていると、当たり前のように耳にする「議員定数」という言葉。しかし、その中身を詳しく調べてみると、日本の民主主義の形を左右する非常に深いテーマであることが分かりました。
ここでは、まず基本となる定義や、私たちが歩んできた歴史を紐解いていきましょう。
議員定数とは何かを基本から解説

議員定数とは、一言で言えば「議会を構成するために必要な、法律で定められた議員の人数」のことです。
日本国憲法第43条*1には「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」とあり、その具体的な人数については法律(公職選挙法*2)で決めることになっています。私たちが国政選挙で選ぶ衆議院議員は465人、参議院議員は248人と決められており、この合計713人が「国会議員」の全定数となります(出典:総務省『衆議院議員及び参議院議員の定数』)。
この数字は、単なる会議の参加人数ではありません。私たちが納めている税金の使い道を決めたり、新しい法律を作ったりする際に、「国民の声がどれだけの密度で政治に反映されるか」を決める基準となるものです。
例えば、定数が多ければ一人ひとりの議員が担当する国民の数は少なくなりますが、定数を減らせば、一人の議員がより多くの人の意見を背負わなければならなくなります。地方議会でも同様に、その地域の人口や財政状況に合わせて条例で定数が決められています。つまり、議員定数を変えるということは、私たちと政治の「距離」を作り直す作業だと言えるでしょう。
また、議員定数は「選挙区*3」の数とも密接に関係しています。定数が減るということは、これまで複数の選挙区に分かれていた地域が統合されたり、一人の議員が担当するエリアが広大になったりすることを意味します。私たちが住んでいる場所から「誰を代表として送り出すか」というルールそのものが、この定数という数字によって形作られているのです。
*2 公職選挙法:選挙の公正を確保するための基本法。議員定数や投票方法、選挙運動のルールを詳細に定め、民主主義の根幹である適正な代表選出の手続きを実務的に保障しています。
*3 選挙区:議員を選出する単位となる地域。区割りの変更は一票の格差に直結するため、どの地域の声が政治に届きやすくなるかという、政党間の勢力図にも決定的な影響を与えます。
定数増から削減へと転じた歴史的背景
日本の議会制度を歴史的に見てみると、実は「削減」ばかりが行われてきたわけではありません。
戦後間もない1946年の衆議院定数は468人でしたが、その後、日本が高度経済成長期に突入すると、状況は大きく変わりました。都市部への人口流入が激しくなり、地方と都会での「一票の格差*4」が深刻化したため、是正のために都会の議席を増やす、つまり「定数を増やすことでバランスを取る」という手法が長らく取られていたのです。その結果、1986年には衆議院の定数は過去最高の512人にまで膨らみました。
なお、当時の社会背景については、こちらの記事「高度経済成長のメリットとデメリット|光と影から学ぶ現代日本の課題」で詳しくまとめています。
転換点となったのは1990年代です。リクルート事件を筆頭とした大規模な汚職事件が相次ぎ、国民の政治不信が爆発しました。これをきっかけに「政治そのものを改革しよう」という機運が高まり、1994年の政治改革四法*5の成立によって小選挙区比例代表並立制*6が導入されることになります。
この時、制度の透明性を高めるだけでなく、政治家自らも特権を削る姿勢を見せるべきだという世論に応える形で、定数は「増やすもの」から「減らすもの」へと180度方針が転換されました。21世紀に入ると、この流れはさらに加速し、小泉政権の構造改革*7や、その後の「身を切る改革」というスローガンの定着により、定数削減は「政治改革の代名詞」のような存在になっていきました。
現在では、少子高齢化による人口減少や、厳しい財政状況を背景に、「国民が痛みを伴う改革を受け入れるなら、まずは政治家が人数を減らすべきだ」という考え方が一般的になっています。かつての「成長に合わせて増やす」時代から、「衰退や効率化に合わせて削る」時代へと、社会の価値観そのものが変化してきた結果と言えるでしょう。
*5 政治改革四法:1994年に成立した選挙改革関連法。汚職防止と政権交代可能な政治を目指し、中選挙区制を廃止して現在の小選挙区比例代表並立制を導入した戦後政治の転換点です。
*6 小選挙区比例代表並立制:1選挙区から1名選ぶ小選挙区制と、政党得票に応じる比例代表制を併用する制度。政権選択を明確化する一方で、落選者への票が議席に反映されない課題があります。
*7 構造改革:社会の仕組み自体を根本から見直し、効率化を図ること。小泉政権下で推進され、民営化や規制緩和を通じて「官から民へ」の転換を志向し、議員削減もその一環とされました。
衆議院での削減が進められる理由と背景
衆議院の定数が465人まで削減されてきた背景には、衆議院が持つ「政権選択」という極めて重要な役割が関係しています。衆議院は参議院に対して優越的な権限*8を持っており、内閣総理大臣の指名*9などで決定的な力を持ちます。そのため、衆議院の選挙制度や定数のあり方は、常に政治の最優先事項として議論の的となってきました。
特に衆議院で削減が進んだ理由は、1990年代に導入された「小選挙区制」との相性です。小選挙区制は一つの選挙区から一人しか当選しないため、二大政党制を促進し、政権交代を可能にするスピーディーな政治を目指したものでした。しかし、この制度は「死票*10」(落選者に投じられた票)が多くなりやすいという特徴があります。
そこで、「死票が多いなら、せめて全体の人数を減らして効率化しよう」という論理や、選挙区の区割りを見直す際の手法として、削減が積極的に選ばれてきた経緯があります。
また、衆議院は解散があるため、議員は常に「次の選挙」を意識しており、国民に受け入れられやすい「削減」を公約に掲げざるを得ないという政治的な事情も透けて見えます。直近では、2022年に「10増10減」と呼ばれる大規模な区割り変更が実施されましたが、これも総数を増やさずに格差を高度にし是正しようとした結果、一部の県で議席が消滅し、大きな波紋を呼びました。
*9 内閣総理大臣の指名:国会議員の中から行政の長を選ぶ手続き。衆議院の指名が優先されるため、衆院選の結果が事実上の政権選択となる、日本の議院内閣制における最重要プロセスです。
*10 死票:落選者に投じられた、議席に結びつかない票。特に小選挙区制で多く発生し、これが「民意を正確に反映していない」という批判や、比例代表制の重要性を主張する根拠となります。
なぜ削減が必要なのか身を切る改革の意義

議員定数を減らそうという議論の中で、最もよく聞かれるのが「身を切る改革」という言葉です。私自身、この言葉をニュースで聞くたびに、どこか潔い印象を受ける一方で、その本当の狙いはどこにあるのかと考えてしまいます。調べてみると、この改革には主に三つの大きな意義が込められているようです。
政治的覚悟の証明
第一に、国民に負担を強いる前に、政治家自身が襟を正す姿勢を見せるという「道義的」な意義です。消費税の増税や社会保障費の引き上げなど、私たちの生活に直結する痛みをお願いする以上、政治家だけが従来の人数や特権を維持していては納得が得られません。「まずは自分たちから削る」というポーズは、国民の理解を得るための不可欠なステップとなっているのです。
財政再建への貢献
第二に、物理的なコスト削減です。国会議員一人あたりにかかる公金は莫大です。定数を減らすことで浮いた予算を、子育て支援や災害対策といった他の重要な施策に振り向けることができます。将来的な財政リスクについては、別記事「日本の国債は誰が買ってる?保有者内訳と将来のリスクを解説」を参照してください。
政治への緊張感の導入
第三に、議員の質を高めるための競争原理です。定数が少なくなれば、当然ながら当選の枠が狭まり、選挙はより激しいものになります。安泰な議席がなくなれば、議員はより一層の努力や研鑽を求められるようになり、結果として「少数精鋭」の優れた政治家だけが生き残るという期待が込められています。
「身を切る改革」が目指すもの
- 国民との信頼関係の再構築(共助の精神)
- 行政コストの徹底的な見直しと削減
- 緊張感のある議会運営と質の高い議論の実現
*12 公設秘書:国費で雇用される、国会議員の活動を補佐するスタッフ。1議員につき3名まで認められ、政策立案や地元住民の要望対応を担い、その人件費も国費で賄われるコストの一部です。
*13 財政再建:国の借金を減らし、健全な財務状態に戻すこと。議員定数削減は直接的な効果以上に、国民に負担を強いる際の政治家自身の「覚悟」を示すためのデモンストレーションです。
一票の格差を是正する仕組みと効果
ニュースで「違憲状態」という言葉とともに報じられる「一票の格差」問題。これは、選挙区によって有権者の数にバラつきがあるため、私たちが投じる1票の「政治的な価値」に差が生まれてしまう現象のことです。
憲法はすべての人に平等な権利を認めていますが、A県の1票がB県の2票分に相当するような不平等は許されない、というのが司法の厳しい判断です。この格差を埋めるための有力な手段として、議員定数の見直しが行われます。
現在、日本で導入されているのが「アダムズ方式*14」という計算手法です。これは各都道府県の人口を一定の数で割り、その結果に基づいて議席を配分する数学的な仕組みで、より厳密に人口比を反映させることができます。
しかし、ここに一つ大きな問題があります。格差をなくすために「人口が多い都市部の議員を増やす」という選択をすると、全体の定数が増えてしまい、国民の「身を切る改革」への期待に逆行してしまいます。そのため、実際には「都市部を少し増やし、地方を大幅に減らす」ことで、全体の総数を抑えつつ格差を高度にぜ正するという、苦肉の策が取られ続けています。司法が求める「平等」と、地方が求める「代表権」の維持。この二つの板挟みになっているのが、現代の定数高度是正のリアルな姿なのです。
参議院の定数増減をめぐる議論の現状

参議院は「良識の府」と呼ばれ、衆議院の行き過ぎを抑えたり、より長期的な視点で議論を行ったりする役割が期待されています。しかし、ここでも「一票の格差」は大きな問題となり、2016年からは「合区*15」という異例の措置が取られるようになりました。現在「島根・鳥取」と「徳島・高知」の二組が合区となっています。
この合区によって、対象となった県では地元の代表議員を送り出すことが非常に難しくなりました。これに対し、参議院では比例代表の中に「特定枠*16」という救済策を設けるなど、複雑な調整を行ってきました。しかし、世論からは「定数を増やすのは改革に逆行する」という厳しい批判を浴びることも少なくありません。
現在でも、人口比だけで決めるべきなのか、それとも「都道府県」という地域の単位を尊重すべきなのかという議論が紛糾しています。2025年の参議院選挙以降も、この「合区の解消」を求める地方の切実な声と、司法が求める「1票の平等」のバランスをどう取るかが、憲法改正*17の議論をも巻き込む大きなテーマとなっています。
*16 特定枠:参議院比例代表選で、政党が任意に優先順位を決められる枠。合区により選挙区議席を失った候補者の救済などに使われますが、有権者の意向を歪めるとの批判もあります。
*17 憲法改正:現行憲法の条文を変更・追加する手続き。参議院の合区解消のため「都道府県」を代表単位として明記すべきという議論があり、日本の統治機構の在り方を問う課題です。
議員定数削減とは?わかりやすくメリットと課題を整理
「議員を減らすのは良いことだ」という風潮が強い現代ですが、物事には必ず光と影があります。削減による経済的なメリットと、その裏に隠された民主主義的なコストを、冷静に天秤にかけてみることが大切です。
経費削減と意思決定の迅速化というメリット

議員定数削減を強力に支持する理由の筆頭は、やはり「莫大なコストカット」です。国会議員一人にかかる費用を細かく見てみると、毎月の歳費*18、期末手当、「調査研究広報滞在費」、公設秘書3人の給与、議員会館の維持費など、議員一人の維持には年間で1億円を優に超える税金が投じられている計算になります。
例えば、定数を50人減らすことができれば、それだけで毎年50億円以上の予算が浮くことになり、これを数十年単位で考えれば、天文学的な金額が他の政策に回せるようになるのです。また、実務的なメリットとして、定数を適正に絞り込むことで無駄な議論を省き、迅速かつ集中的に政策を決定できる「意思決定のスピードアップ」も期待されています。あわせて「GDPとは簡単に言うと何?」の記事も読むと、国家の経済指標と政治の関係がより立体的に理解できます。
| 削減数 | 年間削減額(目安) | 10年間の合計 |
|---|---|---|
| 10人削減 | 約10億円 | 約100億円 |
| 50人削減 | 約50億円 | 約500億円 |
| 100人削減 | 約100億円 | 約1兆円規模へ波及 |
※議員一人あたりの維持費を1億円として単純計算した場合。実際の効果は歳費の変動や手当の構成により異なります。
行政監視機能の低下を懸念するデメリット

コストカットの華やかさの影で、専門家が最も強く警鐘を鳴らしているのが「行政監視能力の弱体化」です。議会は巨大な権限を持つ政府(官僚組織)が、税金を正しく使い、不正を行っていないかを厳格にチェックする場所です。この「監視」という作業には、驚くほど膨大な手間と専門知識が必要になります。
国会には多くの委員会(予算委員会*19など)がありますが、議員の数が減れば、一人の議員がいくつもの委員会を掛け持ちしなければならなくなり、複雑な法案の細部を読み込むことは物理的に不可能になります。結果として、官僚の言いなりになる「ラバースタンプ*20」(追認機関)になってしまう危険があります。「必要な点検コストを削りすぎて事故を招く」ような事態は避けなければなりません。
*20 ラバースタンプ:実質的な審査をせず、政府案をそのまま承認するだけの形骸化した議会の比喩。定数削減で調査能力が低下し、官僚主導の政治が強まるリスクを警告する言葉です。
反対意見から考える民主主義への影響

定数削減への反対意見の中で、もう一つ見逃せないのが「多様性の喪失」という問題です。定数が減れば減るほど、当選の門戸は狭まります。そうなると何が起きるでしょうか。組織力や資金力のある巨大政党、あるいは既に有名な政治家の家系といった「強い立場の候補者」ばかりが勝ち残り、新しい発想を持つ若手や女性、少数派の意見を代表する小さな政党などが議会から締め出されてしまうのです。
民主主義の強みは、社会のあらゆる層の声が集まり、多様な視点から問題を検討できるところにあります。議会が似たような経歴の人たちだけで占められてしまうと、生きづらさを抱える人々の細かな声を汲み取ることができなくなります。これは「民意の切り捨て」であり、結果として多くの国民が政治的無関心を招く悪循環を生む恐れがあります。
地方の声が埋没するリスクと地域の課題
現在の議員定数削減の議論は、残念ながら地方にとって極めて過酷な内容になりがちです。「一票の格差」を高度にぜ正するために人口の少ない県の定数を減らし、人口の多い都市部の定数を維持する今の流れを続けると、国会は「都会の意見が支配する場所」へと変貌してしまいます。
地方選出の議員が減れば、農林水産業の振興、限界集落の維持、地方鉄道の存続といった問題に対する関心が国会全体で薄れていくことは避けられません。また、一つの選挙区が県の半分を占めるような広大な面積になると、議員は物理的に住民との直接の対話もままなりません。議員定数問題は、実は「都会と地方の格差」という、日本が抱えるもう一つの大きな歪みを浮き彫りにしているのです。
諸外国と比較した日本の国会議員数の実態

「日本の国会議員は多すぎる。まずは半分にすべきだ!」といった意見をネットで見かけることがありますが、実際の統計データを調べてみると、私たちの直感とは異なる現実が見えてきました。実は、主要な先進国(G7諸国など)の中で比較すると、日本はむしろ「議員がかなり少ない国」の部類に入るのです。
知っておきたい!各国の人口あたり議員数(下院*21)
- イギリス: 約10.3万人に一人の議員(定数650)
- フランス: 約11.8万人に一人の議員(定数577)
- イタリア: 約15万人に一人の議員(近年大幅削減したが、それでも日本より多い)
- 日本: 約27万人に一人の議員(定数465)
このデータは、日本の国会議員が欧州の議員に比べて倍以上の人数の「国民の声」を一手に引き受けていることを示しています。政治学上の適正値を示す立方根則*22などの指標も踏まえれば、日本の定数は国際比較で決して「多すぎない」のです。「数が多いから悪い」のではなく、「仕事の質と数のバランス」が適切かどうかを問うべきではないでしょうか。
*22 立方根則:人口の3乗根を議員定数の適正値とする政治学上の指標。主要国の多くがこれに近い定数を採用しており、日本の定数が国際比較で「多すぎない」根拠となります。
なり手不足が深刻な地方議会での削減の是非

地方議会における定数削減は「なり手不足」という存亡の危機に直面した切実なものです。全国の町村議会を中心に、候補者が定数に満たない「定員割れ」や、無投票当選*23が常態化しています。高知県大川村のように、議会そのもののあり方を根底から見直す議論が始まったケースは、決して他人事ではありません。
地方議会での安易な削減は、地域の民主主義を「延命」させるどころか、むしろ「安楽死」させてしまう可能性を孕んでいます。私たちが住む街の議会が本当に機能し続けられるのか。定数を削る前に、まずは「議員という仕事の価値」をどう高めるかを議論すべき時が来ているのかもしれません。
執筆者の視点:専門家への確認のススメ
議員定数や選挙制度は、憲法判断や最新の法改正によって状況が常に変化します。最新の正確な情報は、総務省の公式サイトや各自治体の選挙管理委員会の情報を必ずご確認ください。また、政治的な議論の背景を深く知りたい場合は、政治学の専門家による解説書などを参考にすることをお勧めします。本記事の情報は2026年時点の最新情報を元にしていますが、最終的な判断は信頼できる公的機関の一次情報に当たることを強くお勧めします。
*24 地方自治:住民が自らの地域の課題を自主的に解決すること。議員のなり手不足はこの土台を揺るがす深刻な危機であり、定数を削るだけでは解決できない構造的問題を孕んでいます。
よくある質問(FAQ)
Q議員定数を削減すると、私たちの税金は安くなりますか?
Q議員の数を減らすのと、議員の給料(歳費)を減らすのはどちらが効果的ですか?
Qデジタル化(DX)が進めば、議員の数はもっと減らせるのではないでしょうか?
Q自分の住む地域の議員定数が減らされた場合、住民にどんな影響がありますか?
Q議員の「適正な数」はどうやって決めるのが正解ですか?
議員定数削減とは?わかりやすく解説まとめ

議員定数削減とはわかりやすく言えば、「政治のコストをどこまで許容し、その代わりにどのような質の民主主義を求めるか」という、私たち国民への大きな宿題です。単に「数が減って税金が浮くから万々歳」という単純な話ではないことが、多方面から分析して分かってきました。
大切なのは、数の増減に一喜一憂するのではなく、残った議員たちがどれだけ真剣に私たちのために働き、どれだけ透明性の高い議論を行っているかを監視し続けることです。議員を減らすという選択が、民主主義をスリムにするのか、それとも中身を空っぽにするのか。その答えを決めるのは、有権者一人ひとりの冷静な眼差しに他なりません。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
- 議員定数は法律で決められ、現在は衆参合計で713人。
- 政治改革を経て、定数は増やす時代から削減へ転換した。
- 経費削減の裏で、政府への行政監視機能が低下する恐れ。
- 選挙の門戸が狭まり、多様な民意が切り捨てられるリスク。
- 一票の格差是正の代償として、地方の声が埋没している。
- 人口比で見ると、日本の議員数は他国よりかなり少ない。
- 地方議会の削減は、地域の民主主義を崩壊させる危険。
- 削減の是非は、民主主義の質をどう保つかの選択である。

